1990-2025年の宇宙開発及び関連社会イベントのまとめ(2005-2025の背景)
1.冷戦終結・ソ連崩壊(1991)からの宇宙技術協力(1990年代-2014年)
クリミア危機(2014)、ウクライナ戦争(2022-)へ
・NASAの予算削減(GDP比0.5%以下)・計画見直し【宇宙開発は軍事に関連】
・宇宙ステーション「フリーダム」がISSとして計画統合(1993)
・National Aero-Space Plane(NASP/X-30)SSTO 計画中止(1993)
・DC-X Delta Clipper 計画中止(1995)
・X-33 Venture Star SSTO 計画中止(2001)
・X-38 ISS緊急脱出用クルーリターンビークル計画中止(2002)
・シャトル-ミール計画(1994-1998)
・宇宙ステーション「フリーダム」がISSとして計画統合(1993)
・ISS建設(1998-2011)
・ロケットエンジン技術の輸入
・AtlasV:RD-180(2002, Antares(NK-33(AJ26-58))(2013)
・K-1(NK-33 or NK-43)
Rocketplane Kistler COTS採用, 倒産(リーマンショック)
・9.11以後の対テロ戦争、イラク、アフガニスタン(2001-2014 (2021))
大国間の戦争想定から対テロ戦争への移行
・クリミア危機(2014)RD-180の代替手段の模索開始
・ウクライナ戦争(2022-)
2.日本の宇宙輸送系・基幹ロケット系(1990-2025)
・純国産大型液体ロケットH-II 開発成功(1994)・H-II 8号機打ち上げ失敗(1999)
・J-I 固体ロケット開発成功(1996)
・世界最大の固体ロケットM-V 開発成功(1997)・M-V 4号機打ち上げ失敗(2000)
・HOPE-X(H-II Orbiting Plane Experimental)計画中止(2003)
・GXロケット開発中止、民主党事業仕分け(2009)
・ISS宇宙補給機HTV(こうのとり)、H-IIBロケット開発成功(2009)
・イプシロンロケット開発成功(2013)
・H3ロケット開発成功(2024)
3.日本の有人宇宙飛行
・TBS 秋山豊寛 宇宙飛行士、宇宙ステーションミール滞在(1990)
・毛利衛 宇宙飛行士 スペースシャトル搭乗(1992)
・宇宙ステーション「フリーダム」がISSとして計画統合(1993)
・国際宇宙ステーションISS建設開始(1998)ー ISS最終建設完了(2011)
・スペースシャトル コロンビア空中分解(2003)
・ スペースシャトル退役決定(2004)
・ジョージ・W・ブッシュ、コンステレーション計画決定(2004)
・リーマンショック(2008)
・中国科学院、2030年に中国初の有人月探査発表(2009)
・バラク・オバマ、コンステレーション計画見直し(2010)
・ISS宇宙補給機HTV(こうのとり)、H-IIBロケット開発成功(2009)
・スペースシャトル退役(2011)
・NASA、アルテミス計画発表(2019)
4.日本の社会的背景
・バブル崩壊(1991-1993)、日本の科学技術関連予算の大幅な増加なし
・日本の生産年齢人口(15-64歳)のピーク(1995)
・北朝鮮、テポドン弾道ミサイル発射(1998)
・ネット時代の到来(Windows95(1995)、携帯電話imode(1999)、ADSL(2001))
・日本の省庁再編、文部省、科学技術庁合併(2001)
・中国のWTO加盟(2001)日本の製造業、競争圧力を受け始める
・JAXA設立(NASDA, ISAS, NAL合併、2003)
・内閣官房、初の情報収集衛星(IGS)打上げ(2003)
・少子高齢化、日本の人口ピークから減少に転じる(2008)
・三菱航空機 MRJの開発開始(2008)
・リーマンショック(2008)
・iPhone3G 日本発売(2008)、HTC HT-03A 日本初のAndroidスマフォ発売(2009)
・日本の家電産業の世界シェア喪失(2000年代後半~2010年代前半)
・三洋電機、ハイアールへの売却(2011)
・シャープ、鴻海による買収(2016)
・中国が日本を抜き、世界第2位のGDPになる(2010)
・3.11東日本大震災、福島第一原発事故(2011)
・アベノミクス・大規模金融緩和開始(2013)
・働き方改革関連法案 施行(2018)
・コロナウイルスによるパンデミック(2020-2023)
5.米国の民間宇宙開発
・冷戦終結・ソ連崩壊(1991)
・NASAの予算削減(GDP比0.5%以下)・計画見直し(1990-2000年代)
・SpaceX設立(2002), TRWがNGに買収(2002)技術者引き抜き
・Ansari Xprize、Space Ship One 成功(2004)
高度100km以上の有人飛行を2週間以内に2回達成
・DARPAによる民間宇宙開発への資金流入(2000年代中盤以降, HTV Flacon関連予算)
・SpaceXがNASAのCOTSプログラムに選定される(民間宇宙輸送の拡大)(2006)
・リーマンショック(2008年9月15日)【歴史の転換点】
・SpaceX Falcon1 4号機の打ち上げ成功(2008年9月28日)【歴史の分岐点】
・Rocketplane Kistler、倒産(2010)(NASA, COTS計画候補社)
・SpaceX、Falcon9 開発成功(2010)
・SpaceX、Falcon9 第1段目の初着陸を成功(2016)
・SpaceX、Falcon Heavy開発成功(2017)
・SpaceX、Starlinkの打ち上げ開始(2019)
・SpaceX、有人宇宙飛行を成功(2020)
・SpaceX、Starship 初飛行(2023)
6.歴史的転換点及び影響大
・SpaceXの台頭(Falcon1-fligh4以降)、リーマンショック(2008)
・新冷戦構造(アルテミス計画、ロシア技術の排除)
・SpaceX(民間宇宙開発、再使用)とリーマンショックが、かなりの影響大
・政府主導による戦略的なアルテミス計画の参画、独自宇宙開発路線の中止
・アルテミス計画の安全保障協力的側面
・米国の中国ロシアに対抗する、各国との連携
⇔ 冷戦後の国際協調の象徴としてのISS
・無駄な宇宙開発で中国経済を疲弊?(21世紀版SDI?)
・現状、月面には直ちにカネになる要素はない。
・長期的には、人類・国家の活動領域の拡大として意味は有。
・人口減少と失われた30年(1990-2020)
7.一覧表
→ 2005年という時代の背景【1990-2025】(memo補足事項)
・冷戦終結・ソ連崩壊(1991)、NASAの予算削減(GDP比0.5%以下)・計画見直し
・宇宙ステーション「フリーダム」がISSとして計画統合(1993)
・National Aero-Space Plane(NASP/X-30)SSTO 計画中止(1993)
・DC-X Delta Clipper 計画中止(1995)
・X-33 Venture Star SSTO 計画中止(2001)
・X-38 ISS緊急脱出用クルーリターンビークル計画中止(2002)
・連戦終結・米露宇宙協力から、2014年クリミア危機へ
・シャトル-ミール計画(1994-1998)
・宇宙ステーション「フリーダム」がISSとして計画統合(1993)
・ISS建設(1998-2011)
・ロケットエンジン技術の輸入
・AtlasV:RD-180(2002, Antares(NK-33(AJ26-58))(2013)
・K-1(NK-33 or NK-43)
Rocketplane Kistler COTS採用, 倒産(リーマンショック)
・クリミア危機(2014)RD-180の代替手段の模索開始
・ウクライナ戦争(2022-)
・TBS 秋山豊寛 宇宙飛行士、宇宙ステーションミール滞在(1990)
・バブル崩壊(1991-1993)、日本の科学技術関連予算の大幅な増加なし
・毛利衛 宇宙飛行士 スペースシャトル搭乗(1992)
・宇宙ステーション「フリーダム」がISSとして計画統合(1993)
・日本の生産年齢人口(15-64歳)のピーク(1995)
・純国産大型液体ロケットH-II 開発成功(1994)・H-II 8号機打ち上げ失敗(1999)
・J-I 固体ロケット開発成功(1996)
・世界最大の固体ロケットM-V 開発成功(1997)・M-V 4号機打ち上げ失敗(2000)
・HOPE-X(H-II Orbiting Plane Experimental)計画中止(2003)
・国際宇宙ステーションISS建設開始(1998)ー ISS最終建設完了(2011)
・ネット時代の到来(Windows95(1995)、携帯電話imode(1999)、ADSL(2001))
・北朝鮮、テポドン弾道ミサイル発射(1998)
・9.11以後の対テロ戦争、イラク、アフガニスタン(2001-2014 (2021))
大国間の戦争想定から対テロ戦争への移行
・F-2支援戦闘機 運用開始(2000)
・H-IIAロケット開発成功(2001)
・日本の省庁再編、文部省、科学技術庁合併(2001)
・中国のWTO加盟(2001)日本の製造業、競争圧力を受け始める
・SpaceX設立(2002)
・TRWがNGに買収(2002)、技術者引き抜き
・RD-180を搭載したAtlasV開発成功(2002)
・JAXA設立(NASDA, ISAS, NAL合併、2003)
・中国独自の有人宇宙飛行の成功, 神舟5号(2003)
・スペースシャトル コロンビア空中分解(2003)
・小惑星探査機はやぶさ(MUSES-C)打上げ(2003)
・内閣官房、初の情報収集衛星(IGS)打上げ(2003)
・Ansari Xprize
・Space Ship One、高度100km以上の有人飛行を2週間以内に2回達成(2004)
・京都議定書発効(2005)
・DARPAによる民間宇宙開発への資金流入(2000年代中盤以降, HTV Flacon関連予算)
・SpaceXがNASAのCOTSプログラムに選定される(民間宇宙輸送の拡大)(2006)
・Twitter社設立(2006)
・JAXAが月探査機「SELENE」を打ち上げ(2007)
・中国、ASATによる衛星破壊実験を実施(2007)
・米国、イージス艦とSM-3ミサイルにより、制御不能衛星USA-193を迎撃破壊(2008)
・SpaceX Falcon1の打ち上げ成功(2008)
・少子高齢化、日本の人口ピークから減少に転じる(2008)
・三菱航空機 MRJの開発開始(2008)
・リーマンショック(2008)
・GXロケット開発中止、民主党事業仕分け(2009)
・ISS宇宙補給機HTV(こうのとり)、H-IIBロケット開発成功(2009)
・中国科学院、2030年に中国初の有人月探査実施する計画発表(2009)
・iPhone3G 日本発売(2008)、HTC HT-03A 日本初のAndroidスマフォ発売(2009)
・P2Pベースの仮想通貨、ビットコインの誕生(2009)
・日本の家電産業の世界シェア喪失(2000年代後半~2010年代前半)
・三洋電機、ハイアールへの売却(2011)
・シャープ、鴻海による買収(2016)
・米国の軍事用無人スペースシャトルX-37 初飛行(2010)
・SpaceX、Falcon9 開発成功(2010)
・中国が日本を抜き、世界第2位のGDPになる(2010)
・3.11東日本大震災、福島第一原発事故(2011)
・コンステレーション計画後継として、NASAのSLSプログラムが承認される(2011)
・スペースシャトル退役(2011)
・SpaceXがISS補給ミッションに成功(2011)
・3Dプリンター技術が日本で話題になる(2012)
・NK-33(AJ26-58)を搭載したAntares開発成功(2013)
・アベノミクス・大規模金融緩和開始(2013)
・イプシロンロケット開発成功(2013)
・中国、静止衛星軌道付近で高高度衛星迎撃実験を実施(2013)
・クリミア危機(2014)、米国の宇宙戦略の転換、RD-180の代替手段の模索
・OpenAI設立(2015)
・AlphaGoが人間の囲碁プロを初めて破る(2016)
・SpaceX、Falcon9 第1段目の初着陸を成功(2016)
・トランプ大統領就任、新冷戦開始(2017-)
・SpaceX、Falcon Heavy開発成功(2017)
・働き方改革関連法案 施行(2018)
・NASA、アルテミス計画発表(2019)
・SpaceX、Starlinkの打ち上げ開始(2019)
・コロナウイルスによるパンデミック(2020-2023)
・SpaceX、有人宇宙飛行を成功(2020)
・ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 打ち上げ成功(2021)
・ウクライナ戦争(2022-)
・OpenAIがChatGPTを一般公開(2022)
・画像生成AI, MidJourney, Stable Diffusionが公開(2022)
・イーロンマスク、Twitter買収(2022)
・NASA, SLSロケット開発成功(2022)
・中国、天宮宇宙ステーションの完全運用開始(2022)
・生成AIの爆発的普及、企業での応用が急速に広がる(2023)
・SpaceX、Starship 初飛行(2023)
・H3ロケット開発成功(2024)
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