MHI LE-7A and LE-7 rocket engine Injector
名古屋市科学館のLE-7ロケットエンジン
日本国内のロケットエンジンのノズルスカートの中を見れるのは、展示方法が直立である所からして希である。しかし、国内には、角度や照明具合によっては、内部を見れる展示方法を行っている場所もある。
この記事では、三菱重工が製造している、日本の代表的なロケットエンジンである、LE-7とLE-7Aのインジェクタ部に関して筆者が撮影した写真を掲げる。
LE-7では付属していた、インジェクタエレメントで構成された振動燃焼抑制用のバッフルプレート部(銅色の円環及び放射状部)が、LE-7Aでは除去されている。ただし、単純に試験機の展示品なので、それを付属しなかった可能性もある。
気体水素と液体酸素を同軸型で混合させるインジェクター方式には変わりはないが、インジェクタエレメントの一番内周配置数が、10個→8個(LE-7→LE-7A)に減らされている。他のインジェクタ面のエレメントの幾何学的配置も変更されていると見られる。
LE-7 ロケットエンジン インジェクター部
(©Orbital Seals, 名古屋市科学館, 2016)
LE-7A ロケットエンジン インジェクター部
(©Orbital Seals, 三菱みなとみらい技術館, 2011)
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