2018年5月8日火曜日

F-35B 戦闘機 機体上面のパンチングメタル排気口・吸気口, F-35B Exhaust or Inlet punching metal

F-35B 戦闘機 機体上面のパンチングメタル排気口・吸気口, F-35B Exhaust or Inlet punching metal





先日、米海兵隊 岩国基地のフレンドシップデー2018に行ってきた。

今回はF-35Bの地上展示に加えて、アジア初のF-35B飛行展示があり、動画等では既にその存在を知っていたが、実際にデモストレーションで見た、ホバーリング性能には、ただただ驚くばかりであった。



      









正に21世紀の次世代戦闘機がついに配備されたという感じである。間違いなく、世界最高の工業製品の一つであろう。

今回、間近で、F-35Bを見る機会があり、そこで機体にパンチングメタル状の部分が2ヵ所あることに気づいた。これについて、考えた事を書きたい。

地上展示のF-35Bを望遠レンズで撮影している時、機体上部に金属メッシュが入った部分を発見した。下に示す画像がそれである。






以下、気づいた事、考察を書き記す。

  1. F-35Bの機体右上部に金属メッシュが配置されていた。
  2. 他の部分は、拡大しても塗料が塗ってあるだけだが、ここだけ異なる。
  3. 金属メッシュは、丸穴が複数開いたパンチングメタル状である。
  4. 2ヵ所存在し、「NO STEP」と書かれていることからも、ここだけ周囲と異なる事が分かる。
  5. 排気口の様に見えるが、近傍の前方にラムインテークがあるため、追加の吸気口の可能性?
  6. 固定端部は、穴径が小さく、3段階で中央部に向かって大きくなる。
  7. 固定端部への応力集中緩和措置とみられる。
  8. 金属表面に、まだら模様があり、熱による焼き付きを示している。(排気口?)
  9. パンチングメタルの穴径は、想定されるレーダー波の波長以下である。
  10. 上から雨が降った場合は、表面張力である程度内部には侵入しない仕様になっているかもしれない。(入っても問題ない様に設計はしているだろうけれども)
  11. F-35計画では、熱設計が問題になったとニュース等聞く。このため、排気口/吸気口を追加した可能性もある?(この部分だけメッシュというのも、違和感があるので)
  12. このメッシュ機構は、F-35Bだけでなく、F-35A、F-35C、共通の仕様と見られる。(下記参照)
  13. 微妙に形状は異なる。F-35AとF-35Cは同じ様に見えるが、F-35Bはギザギザが多い。


F-117では、エアーインレット内部にレーダー波を侵入させず、インレット部でレーダー波を反射させるために、インレット全体を金属メッシュで覆った前例がある。この場合の形状は、グレーチング鋼形状であり、パンチングメタル状ではない。

レーダーが内部に入ってきては困るので、エアーインレット部の金属メッシュは、レーダー波の波長以下の大きさで製造された。



F-117 ステルス爆撃機のエアーインレット

Reference
[1] Óscar Laborda Follow F-117 air intake,
     https://www.flickr.com/photos/olaborda/2345589459/in/photostream/


今回のF-35Bは、排気口か、あるいはラムインテークの追加吸気口の様に見える。


ロッキード・マーチン社の公式動画より、F-35B最初の試験時には、既にこのパンチングメタルが機体に適用されいているのが確認できる。周囲の素材と異なるので、光の反射率が異なり、遠くから見た場合も、違う色として認識できる。





ロッキード・マーチン社の公式動画(F-35B試験機)






また、F-35AとF-35Cにも、この金属メッシュが存在し、F-35シリーズ共通の仕様と見られる。




F-35 AF-1 初飛行の様子





F-35C 試験の様子


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